司法書士試験に大学生が「圧倒的に」有利な理由

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前回に引き続き司法書士受験関連の記事を投稿します。

 

今回は、大学生が司法書士試験に圧倒的に有利な理由をお話させて頂きます。

前回ともやや重なる部分はございますが、内容的にはリンクしているので、今回の記事は前回の内容を深めるものとなっております。

 

大学生が「圧倒的に」司法書士試験に有利ってどういうこと?

 

前回、大学生が司法書士試験を目指すことには、メリット・デメリットがある、とお話しましたが、「司法書士試験の受験」に関して言えば、間違いなく圧倒的に有利です。

 

その理由として受験する人の年齢層を挙げます。

 

これは法務省の司法書士試験について開示されているデータを見れば一発でわかります。

今回は私が合格した平成27年度の司法書士試験のデータを参考にしますが

 

キャプチャ

 

ここで確認できる通り、合格者の平均年齢が35歳くらいであることがわかります。

 

全体の受験生の平均年齢のデータとは言えませんが、おおよその数字としては、十分に参考資料となるものでしょう。

 

35歳、というと私の中のイメージでは家庭を持っているのが普通ぐらいの年代でしょうか。

そして、バリバリ社会人です。

 

司法書士試験はとても勉強に時間のかかる試験ですので、時間の面で言えば間違いなく不利に働く状況と言えます。

 

さて、それと比較して大学生はどうでしょう?

時間、沢山ありますよね? つまりは、それだけ司法書士試験に没頭できる状況にあるのです。(個々の大学生によって違うと思いますが。)

 

 

他に、有利になる理由として、前回記事でも記載しましたが、大学生はかなり少数派です。

 

それもめちゃくちゃ少数派です。これほど少数派な試験もあるものなのですかね?

下の画像を見てもらえればわかると思いますが・・

 

キャプチャ2

 

なんと、合格者707名中(平成27年度)、大学生(現役生)は6~16名程度です。(もうちょっといるかもしれませんが。)

 

これほど、有利な大学生の合格者が全体で多くの割合を占めていない理由としては、

 

大学生が「司法書士自体を知らないこと。」だと私は勝手に推測しております。

 

そもそも「司法書士」という資格を知るのは、社会人になってからという方はすごく多いのではないでしょうか?

 

まぁ、「登記」という言葉が、私の年代では余りにも浸透していない状況を見ると頷けるデータですけど・・・。

 

 

じゃあ、大学生が少ないことは分かったけどなんで有利なの?と、いうと、大学生は時間の面で有利ですからね。

不安もなく勉強できますし、法学部にいれば、大学の授業というバックアップもあります。

 

不利なプレイヤーばかりの中で、数少ない有利なプレイヤーが居ると考えると、どれだけ有利なプレイヤーの立場が良い立場なのか、簡単に想像できるかと思います。

 

しかし、こんな反論が返ってくるかもしれません。

 

「でも、合格率3%台でしょ?」

 

その通りですが、その合格率は当てにしない方がいいです。

もしこれが、すべての受験生が大学生、高校生の中で、合格率3%というなら私は戦慄します。

受かる気しません。

 

ですが、先程から言っているように受験生の層はかなり幅広く、平成27年度の合格者の最高齢は68歳です。

そして、実際に受験してみれば分かりますが、明らかに本気でない受験生がかなり多い印象です。(すいませんが、私はこのように感じました。)

 

本気でない、というのは、受験の範囲もまともに勉強していない方を指しています。マイナー科目も基本は抑えなければ、高い択一の基準点を突破することは叶わないでしょう。

司法書士試験対策をする上で、受験の範囲をある程度網羅しているなんて当然のことです。

 

また受験会場にさえ来ない人も大勢居ます。

これは平成27年度の出願者 21,754名 実際の受験者 17,920名 であることからよく分かります。

 

こういうような受験層であることを知った上で試験の範囲を網羅する時間もあって、競合相手も少なくて、気楽に勉強できる。

 

大学生、すごく有利ではないでしょうか?

もちろん簡単に取れるとは言いませんが、「才能」なんてなくても合格できる試験だということは声を大にして言いたいと思います。

 

 

司法書士を目指している大学生が居るとするなら、「合格率」なんて気にせずに勉強頑張ってください。関根は応援しております。

それでは。

 

以上

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