というわけで関根(@sekinesulog)です。
今回は測量士補試験の独学での勉強法をご紹介していきます。
測量士補試験は間違った方法で勉強するととんでもなく時間がかかるので、少しでも効率的に勉強できるように多少のノウハウをご紹介できればなと思っております。
では以下本題。
私の測量士補試験の勉強法
というわけで早速ですが、私は測量士補試験を二回目の受験で合格見込みとなりました。
一回で受かってないのかよというツッコミは当然甘受いたしますが、私は二回の試験を経験したことによって、
非効率な勉強法と効率的な勉強法を経験することができました。
その一端を皆さまにご紹介したいと思います。
1年目の勉強法
1年目の勉強法は、私は興味本位でユーキャンのテキストと問題集を購入したのですが、
これがまぁ、分量の多いこと多いこと。
(↑ テキストの数に注目)
ユーキャンのテキストの内容は確かに素晴らしい、のですが、独学にははっきりいいますが不向きと言わざるを得ません。
言うなれば、「漢字のテストの勉強を辞書でする。」という感じです。
しっかりとした講師陣がこのテキストをつかって講義をすすめていく形式だったら最高なのですが、独学者はテキストの内容を自分で消化する必要がありますので、分量が多いのは不利に働きます。
私は、1年目はこのテキストを消化してから問題に取り組もうと考えていましたが、結局テキストを消化しきることができず、結果として問題にも十分に取り組むことはできませんでした。
測量士補試験は過去問の焼き直しの問題が数多く出題されるので、演習不足はそのまま不合格へと直結します。
私は演習不足だったので、当然不合格。
28問中15問しか取れませんでした。
そんな反省を踏まえて二回目の試験は問題演習を中心としようと発想を変えました。
二年目の勉強法
二年目の勉強法はとてもシンプルです。
「過去問セレクト」という問題集があるのですが、こちらの問題集に載ってる内容を完璧にすることに焦点を絞りました。
勿論完璧にする、というのは難しいことですが、とにかく、過去問セレクトに掲載されている問題をすべて正解できることだけを考えて勉強しました。
じゃあ、なんの知識もないのにどうやってやるの、と感じられるかもしれませんが、最初の一周目なんて、とりあえず頭で「こうかな?」と考えてみて、全くわからなければすぐに正解を確認するという感じでやっていました。
知識問題は全然ダメで、すぐギブアップでしたが、計算問題はこれまでの数学知識で考えれば意外と正解できる問題が多くあり、テキスト中心でやるよりもインプットがはかどりました。
そして、ここからがポイントなのですが、「過去問セレクト」で得た知識を私は一冊のノートにまとめました。
それは、測量士の役割や、測量士補の役割の違い、測量標を移転させるときの承認機関・・・などといった基本的なことから、計算問題の解法などを自分なりにまとめて、試験のバイブルを作っていきました。
そのノートを見ると過去問セレクトのエッセンスが凝縮されている、という感じです。
最初の一周目はそのノートを作りながらやるという感じでしたので、時間は掛かりましたが、二周目はすぐにまわすことができました。(勿論、2周目で間違えたところや、知らなかったこと等はノートに書き込んだ)
2周が終わった段階で、それから年度別の過去問に取り組んでみました。
私が取り組んだのは平成24年~平成29年までの年度別の過去問です。
最初は本当に年度別の過去問で合格点が取れるのか不安でしたが、なんとその時点で、平成24年~平成29年まですべて合格点を初見で取ることができました。
点数としては平均して22~23くらいでしょうか。
(※ 平成25年だけ18点とヤバかったですがね笑)
ああ、本当に過去問セレクトで合格点取れるんだなと思いました。笑
勿論、過去問を通して間違えたところ、勘違いしていたところを中心に件のノートに知識をまとめていきました。
ノートにしたのは失敗で書き込むのが大変なところもあったので、次似たような方法を取る場合にはルーズリーフにしようと思っています。笑
そして、この勉強を通して、令和元年5月19日に測量士補試験を受けてまいりましたが、28問中23問正解で合格見込みとなりました。
(やったのは過去問セレクトと過去問だけです。)
まとめノートをつくる、という勉強法に対してはかなり否定派ではあったのですが、
学習範囲を「過去問セレクト」と「過去問」に絞った、という状況なら話は別で、それぞれの知識を集約するのに非常に強力な相棒となりました。
もしも私のこ汚いまとめノートを見たいという方がいたらBASEで売ろうかな・・・。
検討しておきます。笑
↓ちなみに私のノートはこんな感じでまとめました。
特にルールはありませんが、赤字は問題演習を通して間違えたり、追記した部分で、緑は赤字に対してさらに追記した部分、という感じで分けてました。
それ以外は思ったように書き込んだ感じです。
二年目の学習時間
私は勉強した記録をカレンダーにメモする習慣があるのですが、そのメモによると
二年目は合計で44.14時間勉強した模様です。
包み隠さずこの合計時間です。笑
(この計測時間は、休憩時間等は一切含んでいません。実際に勉強していた時間だけです。)
3月28日から5月19日(53日間)まで取り組んでこれだけしかやっていないのは怠惰の極みですが、勝てばよかろうなので。笑
月別勉強時間は、
3月6時間
4月11.3時間
5月26.84時間
となっています。
5月に勉強時間が急に増えているのは、勉強部屋に泊まり込みで勉強した時間や私の大好きなバドミントンをお休みしてまで勉強している時間があるからですね。
5月の超直前期に腐らず取り組めたのは良かったです。
というか4月が忙しかったとはいえサボりすぎです笑
まぁ、それはともかく、参考にして下さい。
測量士補試験はGWが始まってからが勝負です!笑
そこからスパートをかけても十分間に合うことが証明されましたね。
以上、勉強法としてはこんなところでしょうかね。
まとめ
それではまとめとしますが、測量士補試験の勉強は測量という多くの人にとっては未知の分野の勉強をすることになります。
実際テキストを独学で頑張って読んでもあまり理解が進まないのは仕方ないことです。
理解が進まなくとも落ち込まないことが肝要かと思います。
問題を解いて、「ああ、そういうもんなのね。よくわからんけど」でいいと思うんです。
例えばGNSS測量で求められる高さというのは「標高」ではなく「楕円体高」ですが、もう覚えるしか無いですよね。
※ 楕円体高=標高+ジオイド高
でも、それでいいと思います。
テキストを読んで覚えるより問題を通して覚えたほうが圧倒的に早いです。
ノートをつくるとさらにいいかも?
ぜひ、ご参考にしていただければと思います。
以上
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