【新人研修】司法書士の配属研修受講の心得

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こんにちは。関根(@sekinesulog)です。

 

司法書士試験の二次試験は無事終了したようですね。

欠席以外はほぼ100%合格する試験なので、無事終えられた方は問題なく資格を手に入れることができるかと思います。

長い戦い、お疲れ様でした。

 

さてさて、前回、前々回と認定考査についても記事にしたことだし、

今回は謎に包まれている配属研修について記事にしてみます。

 

それでは以下本題。

配属研修とは?

配属研修とは、その名の通り、先輩事務所に訪問して実際の業務を見てみたり、書類作成のお手伝いをする実地研修のようなものです。

ただし、研修生は実務対応(相談対応や電話対応等)をする事はできませんので、基本的に見て学ぶことが多いですね。

研修期間は札幌会では45日間と60日間のどちらかを選ぶことができます。

研修中は無給なので悩む所かと思いますが、できれば長いほうが良いと私は思っています。

 

というのも、研修期間が長い方が「事件の終わり」を見ることのできる可能性が高まるからです。

実務は事件の始まりがあって、ちゃんと事件の終わりもあるのです。

始まりばかりではなく、どう終わったか、どう終わらせたかというのも実は非常に大事なポイントです。

 

また配属研修は2事務所にお世話になることになるので、45日間だとそれぞれ20日弱となります。

それだと期間が短くなっちゃうのですよね。

なので、私はこれらの理由から基本的に60日間をおすすめいたします。

※無理は禁物ですが

 

配属研修の対象者

配属研修の対象者と書きましたが、これは、まったく司法書士実務の経験のない方から補助者経験の豊富な方まで全ての方が対象者になると思っています。

「私は補助者経験が豊富だから受けなくてもね」という方もいるかと思いますが、

先輩の事件をタダで盗み見ることのできる機会なんてこれが最後です。

見れる機会に見なきゃ損だと思います。

 

皆さんおわかりかと思いますが、司法書士には秘密保持義務があります。

つまり、中のいい先輩後輩の関係だったとしても事件で知り得た秘密を暴露した場合には司法書士法違反になったりするので、先輩の事件を合法的に見ることのできる機会は

かなりレアなのです。(というかこれで最後)

 

どうです?ちょっとは行きたくなりましたか?笑

 

まぁ、研修として先輩事務所に潜入できる機会は、配属研修を除いたらもう無いので、できる限り参加すべきだと念を押しておきます。

 

配属研修に参加すれば、「わからないことを聞きやすい先輩」を作ることができます。

これは研修なんかよりもよっぽど大事かもしれない。

 

配属研修の過ごし方 ①研修前

申込みの誘引を終えたところで、次は研修の過ごし方を綴ります。

まずは配属研修前にどうすればいいのかということをザックリ綴ります。

 

事前に会から配属研修先が2事務所教えられると思います。

とりあえずまずは最初に配属される事務所に電話です!

最も良いのは事務所に訪問させていただいて、挨拶ができるといいですね。

その際に自分のやりたい業務の展望と配属先の事務所の事件の性質、研修の時間の確認を行って下さい。

するとどういった研修になるか想像がつくと思います。

研修の時間の確認を行うのは、事務所によって何時から開くのかが違うので、何時に行けば都合がいいのか教えてもらって下さい。

 

ちなみに挨拶に行く際に菓子折りを持っていく必要はありません。

まぁ、持っていってもいいですけどね。笑 (ただ会から持っていかなくても良いよと言われるはずですが)

 

そんな感じでとりあえず挨拶は礼儀として必須なので、絶対忘れないでください。

 

配属研修の過ごし方 ②研修中

研修中の過ごし方ですが、基本的に私はマニュアル作りをするべきだと思っています。

つまりは、決済の対応お願いされた時、相続に関するお問い合わせが来た時、会社設立のお問い合わせが来た時、と・・・数ある司法書士業務がありますが、

その中でもよくある「定形業務」の先輩方の対応を見て、自分が対応する時にどうすればいいかのマニュアルを作るのが最良の過ごし方です。

配属研修中は思考停止していても誰も傷つきませんが、司法書士になったらちゃんと資格者として対応を求められます。

そういう時に困ったちゃんにならないように最大限準備をしておいたほうがいいと思います。

特に即独をする方は絶対準備しましょうね。

 

それと配属先の先生は研修のプロではないので、お世話を焼いてくれない先生もいるかもしれません。

そういう場合には「自分から聞きたいことを聞きまくる」という姿勢が大事です。

(どんな配属先でもこの姿勢が大事です。)

簡単な事でも構いません。ガンガン聞きましょう。

教えてくれない事を先生のせいにしてはいけませんよ。

 

きいても全く相手にしてくれない場合は会に愚痴って下さい。笑

 

あ、それと

研修中には会に提出するための日報を書かなければなりません。

夏休みの日記みたいに最終日にまとめて書くのは駄目ですよ。笑

 

配属研修の実際

実際、配属研修では何をするのだろうか、ということに答えていませんでした。

これは配属先によって異なるので一概には言えないのですが、基本的には先生にくっついてどんな仕事をしているのか覗く、というのが主な内容になります。

そこで逐一、相談の対応の仕方、金融機関での対応の仕方、会の相談ブースでの相談の受け方、電話対応の仕方、書類の作り方、見積もりの出し方、本人確認の仕方・・・などと挙げたらキリがありませんが、こういったことを見て学ぶわけです。

めんどくさい書類作成のお手伝いをさせられることもあります。(相続関係説明図とかね笑)

 

これまでの試験勉強が初めて実務に結びつく瞬間なので、とても楽しいと思います。

私が初めて配属研修を受けた時は緊張しましたが、とても楽しかったです。

まだ研修生なので責任なく学べる時間です。大いに活用して下さい。

 

それではそろそろまとめにします。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

配属研修は本当に楽しい研修です。

数ある研修の中でも学べることの多い研修です。

 

ぜひご参加下さい。

札幌会の方はもしかしたらうちに来るかもしれませんが、その時はどうぞ宜しくおねがいします。

 

以上

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