司法書士合格者の方へ。認定考査対策について語ります。

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こんにちは。関根(@sekinesulog)です。

前回は認定考査を受けることの必要性、みたいなことを語ったわけですが、

今回はその認定考査の対策について少し語ってみようかと思います。

 

それでは早速本題。

認定考査とは。

まず、認定考査とは、司法書士の簡易裁判所代理権の認定を受けるために必要な試験で、毎年6月の第一日曜日に受験が行われます。

考査の受験にあたっては「特別研修」と呼ばれる研修を修了していることが要件になります。

 

出題としては、訴状の起案にあたって必要な請求原因事実、要件事実等の回答、民事訴訟法の一般的知識、司法書士倫理についての回答が基本的に求められます。

受けてみると絶望的に難しい試験ではないことがわかるかと思いますが、勉強しないと合格は難しいですね。

最近では合格率がどんどん下がっていますし、早い段階でこの試験対策について考えておくことが肝です。

 

なぜ対策が必要か。

上記でも触れましたが、この試験舐めたら落ちます

ちなみに私は、平成28年にしれっと不合格。平成29年に合格をしております。笑

平成28年度も試験を受けた感覚は何ら悪くなかったのですが、思い返してみると司法書士倫理の回答が結構周囲と違っていたような・・・気がします。

(特別研修の時にリーダーをやったら落ちるジンクスがあるらしい。)

 

司法書士倫理のウェイトって結構高いのかもしれません。

 

ともかく舐めたら普通に落ちます。笑

 

認定考査の対策について ①時間配分

時間配分について書きましょう。

といいつつ書くつもりはありません。(!?)

 

この試験、時間余ります

勿論、亀みたいなスピードで解いてたら時間もアレなのかもしれませんが、司法書士試験を突破された皆さんに時間が足りなくなるということはほぼないかな、と思います。

ゆっくり解ける時間はありますので、安心して下さい。

 

また、判断に悩んで時間がかかると懸念されている方もいるかもしれませんが、

請求原因事実の判断や、要件事実の判断、民事訴訟法の一般的知識で時間を浪費するということはないはずです。

時間の浪費があるとすれば、抗弁についての回答や司法書士倫理についての回答でしょうか。

抗弁は最悪中途半端な回答でも問題ありませんが、司法書士倫理は書かないと多分受からないので、悩んでもそれっぽく書きましょう。

 

まぁ、周囲に時間が足りないと悩んでいる人はいなかったので、みなさんなら怯えずとも大丈夫かと思います。

 

認定考査対策について ②勉強法

認定考査では、差がつかないところを間違えると不合格に直結する試験だと、実際に落ちてそう分析しました。

つまりどういうことかというと

請求原因事実・要件事実・民事訴訟法の一般知識・司法書士倫理はある程度正確な回答でなければ、一気に差がついてしまうのだと思います。

特に、請求原因事実や要件事実は「覚えれば絶対取れる」のでここは怠けず覚えて下さい。

 

覚え方は皆さんそれぞれでいいと思いますが、

私は書いて覚えるのを推奨します。

やはり試験では記述ですからね。慣れておいたほうが良いかと思います。

 

それと請求原因事実や要件事実はヤマをはらないで全部覚えた方が良いと思います。

覚えてないとほぼ不合格になりますので・・・。

勉強しなかったせいで来年も受けるのは馬鹿らしいですよ。(私はバカです。)

 

認定対策について ③書籍

要件事実については

ヒルマチ本(認定司法書士の道)


認定司法書士への道 第3版

とカトシン本


要件事実の考え方と実務

 

の2大巨塔があるわけですが、

 

どちらでもいいですが、見た目とは裏腹にカトシン本がかなり読みやすかったので、2回目の受験の時はカトシン本にかなりお世話になった記憶があります。

お好みでどうぞ。

まぁ、二冊揃えても全く損はしないかと思います。

 

司法書士倫理については、手引き一択かなぁ。


司法書士 簡裁訴訟代理等関係業務の手引〈平成29年版〉

 

認定考査に落ちたらどうなるのか。

認定考査に落ちたらどうなるのか、といいますと

経験者談としましては、なんとなく肩身の狭い思いをします。笑

 

認定が要件になっている会の事業には参加できないし、裁判業務の相談が来られても書類作成の相談しか乗れないので中途半端な対応しかできないし・・・

裁判業務アレルギーが発生することでしょう。

 

皆さんはそうならないようにちゃんと合格しましょうね!

 

ちなみに落ちると、来年度の受験については、特別研修を修了したことを証する書面の提出で再受験が可能です。

その修了証の再発行が1万円くらい確かかかります。笑(不正確なので再受験の方は単位会にお問い合わせ下さい。)

特別研修を受け直さなければならないわけではないので、安心して下さい。

 

過去問をやろう。

落ちた話から認定考査対策に戻りますが、過去問はやりましょう。

数年分でも結構なので、どういう試験なのか肌で実感するべきかと思います。

過去問は請求原因事実・要件事実、司法書士倫理を勉強したら早速やってみましょう。

 

書き方がわからないところもあるかもしれませんが、何となくでも結構なのでとにかく書いてみる事が大事かなぁと思います。

 

過去問自体は調べてみたら書籍でありました。


司法書士 認定考査過去問題集(第1回~第10回)

 

さっさと手に入れたい方はこちらからどうぞ。

 

学習期間について。

認定考査の学習量は上記の記事を見て頂ければわかるかと思いますが、めちゃくちゃ多いものではありません。

2ヶ月あれば期間としては間に合うはずです。

4月から本気出すくらいの勢いで大丈夫です。

まぁやってる人は1月くらいからやってるけど・・・。

ともかく舐めないで、真剣にやれば大丈夫(適当)

 

さて、それではそろそろまとめ。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか。

結構書くことってあるものですね。

認定考査に関する記事はあまりないなと思ったので情報提供させていただきました。

 

不合格になると結構恥ずかしいので、頑張って下さい。笑 応援してます!

(と言いつつも合格率はどんどん下がっているので、普通に落ちる試験ではある。)

 

以上

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