こんにちは。関根(@sekinesulog)です
今回は司法書士試験に大学生活の2年生から4年生までの時間をつぎ込んだ人間として、大学生の司法書士試験事情についてお話をさせていただきます。
大学生が司法書士試験を目指すと・・・・
私は、色々な記事で書いていますが、大学一年生の時は遊びに遊びをかさね、勉強はほったらかしで楽しい毎日を送っていました。
そんな生活を続けていくと、学のない自分に嫌気がさし、「大学に行っているのに何も専門性のない」自分が本当に嫌になってくるわけですね。
私はそういうタイプで、とにかく「法学部に行った証が欲しい」と考え、手っ取り早く「資格」があれば誰もが「こいつは法学部で勉強したんだな」と思ってくれるだろうと思い、司法書士試験を志し、在学中に合格することができたわけですが、合格と引き換えにとてつもなく犠牲にしたものが多かったです。
司法書士試験に合格するために犠牲になったもの
一番犠牲になったのは「時間」です。
あとは「遊びの経験」
「コミュニティ」
「友達」
「身体能力」
「他の課外活動」
・・あとは何でしょうか。とりあえずこれだけでもパッと思いつきました。
当然得たものも一杯あるわけですが、そこについては後で触れるとして、どうしてこんなことになったのかと言うと
「私は両立できない人間だから」
ですね。
もう分かっていたんです。
小中高と来て、私はテニスが好きで小中高とテニスに勤しんでいたのですが、もう部活が終わると疲れて勉強どころではなかったし、頭の中がテニス一色なので、勉強に対する戦略・計画・方針など考える余裕がありませんでした。
そもそも両立できた経験が全く無かったし、司法書士試験には絶対受かろうと思っていたので、「一兎のみ追っていこう」という発想に至りました。
よって必要のないものは自分から削り取っていくことになります・・・
まず私がやったこと
サークルを辞めた。
もう司法書士試験しか見えない状態にしようと思っていました。
バイトは親に頭を下げて、勉強できる体制づくりに資金的な面で協力してもらい、司法書士試験の勉強中は、勉強のみに専念させてもらいました。
飲み会は予備校があるときは絶対行かない。
考え事をすべて「試験に受かるためにはどうすればよいか」ということを中心にした。
授業は、司法書士試験と関連のあるものしか取らない。
とまぁ、ここまで徹底していました。
「目指すものが一つだけ目の前にある状態」は本当に良かったです。最高の環境でした。
もう、司法書士試験については書こうと思えば何冊か本をかけそうなくらい考え尽くしたと思っています。
おかげで犠牲にしたものも多かったですが、学べたことも多かったです。
特に資格試験で考えた戦略や、試行錯誤はこれからやっていくであろう事業にも良い影響をあたえるだろうし、ありがたいことに私の話は多くの後輩や受験生が耳を傾けてくれます。
他の大学生の司法書士試験事情
私の大学には、私以外にも色々な司法書士受験生がいました。
バイトをしながら予備校に通う人。
独学で頑張っている人。
私と同じように司法書士試験のみに注力する人。
司法書士試験のゼミで勉強している人。
公務員試験と司法書士試験どちらを目指そうか勉強しながら迷っている人。
本当に色々いました。
目指した全員が全員、というか殆どが司法書士になっているわけではないですが、様々な試行錯誤を見ることができたのは大学で司法書士試験を目指したメリットとも言えるのでしょう。
悩んでいる人はやはり多かったですね。
合格率3%に挑んでいくことの難しさはそこにあるのかもしれません。
「資格をとっても成功の確証はない。でも欲しい。達成したい。だけど勉強したくない。寝たい。」
と私も心の中ではよく葛藤が起こっていました。
そういうように悩みつつも大概の司法書士受験生は同じ図書館のどこかにいたというのは面白かったですね。笑
学生だからこそできた勉強
私は予備校に行っていたのでよくわかりますが、多分私が「社会人受験生」だったら比較的2年間という短期で合格することはなかったのだろうと思います。
大学、という専門性を身に着けいていく期間で「司法書士試験を突破するためのノウハウ」を考え続けたからこそ合格できたものだと思っています。
たぶんこういう「恵まれた受験生」になれたのは、大学生の内にやろうと思い立ったことが本当に良かったと思っています。
「一つの物事だけ考えれば良い。」
という状況は本当に恵まれていますし、考え込むことで勉強法もどんどん洗練されていきます。
その洗練された勉強法や、勉強できる許容量はすごく大切な財産になったと思います。
まとめ
大学を卒業してみて、やはりまだまだ遊びたかったな、という思いはありますが、多分あのままだったら、私は一生変わることはなかったのでしょう。
そして一生、自分に対してどこか不満を持って生きていくことになったのでしょう。
今は一山越えたことで自分が本当に誇らしくなりました。
「壁は考え方でなんとか越えられるものだ」ということを学ぶことができました。
私は司法書士試験を目指したことは良かったと思っています。
以上
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