こんにちは、関根(@sekinesulog)です。
今回のテーマは「モチベーション」についてです。
結構悩ましいテーマで取り扱おうか迷ったのですが、こういうものは色々な考え方を共有していくべきテーマだと考えたので、記事化してみます。
モチベーションをどうやって高めたの?
私の場合は計画を作ってみるとモチベーションが上がるタイプでした。
計画を作ってみると無性にやってみたくなるのです。
自分が想像した通りに物事が運ぶのか、それとも失敗してしまうのか。
どちらに転ぶのか分かりませんが、意外としっかりと計画通りにやってみると成果はでてくるものです。
その成果の大きさは人それぞれなのかもしれませんが、私は事前に想定していた成果を挙げることができると得難い喜びを感じるのです。
「計画通り!」とニヤッと笑います。
また水面下で自分の計画が実行されている感覚がとても悪いことをしているようで気持がいいです。笑
・・・しかし、そんなことを言ってもモチベーションが上がらないときは上がらないものです。
そういう場合は自己分析をしてみたらいかがでしょうか。
自分に何が足りないのか。
合格者はどういうレベルの人なのか。
何が苦手なのか。
何が得意なのか。
試験までどれくらい時間が残されているのか。
これからの受験のスケジュールはどうなっているのか。
A4の紙に書いてみると結構自分がどういう立場なのか整理できたりします。また手書きで書くことによって脳内が整理される効果もあります。
そうして整理してみて、じゃあどうすれば合格レベルまで知識を積み上げることができるのか考えてみましょう。
私の場合は説明できる範囲をどうすれば広げることができるのか、ということを考えて、書いて覚えるというよりはひたすら試験科目全範囲説明できるようにする体制を作ることを目指しました。並行して苦手箇所はすべてまとめて移動時間中に全て潰していきました。
全範囲を説明するべく、自作の問題を作成し、すべて説明していきます。
この方法は1年目というよりは2年目向けの方法なのかもしれませんが、結構奇抜な方法なので、やりたい人は自分の信念と勝算の元でやってください。
模試に合わせて模試の範囲の全範囲を説明する作業を毎週やっていたので非常に大変でしたが、効果は非常にありました。
モチベーションが問題となるのは・・・
しかし、モチベーションが問題となる、というのは、
自分の勝算に陰りが見えている、ということではないのでしょうか。
もしくは単純に飽きたのか。
飽きるのは、人間ですし仕方ないですが、司法書士になるためにはやらなければならないので、頑張ってください。
飽きるまで勉強した、というのはある意味成果だと言えますので、もうひと踏ん張りしましょう。
気がついたら図書館及び自習室の虫になっていますよ。
そういう人は問題ありません。
問題なのは、勝算に陰りが見えてきているパターン。
このまま勉強しても多分落ちる、と直感的に感じている人は問題です。
それが原因でモチベーションが下がっているのなら即刻考え方を改めなければ一生モチベーションが上がることはないです。
このまま勉強しても落ちるのならどうすれば軌道修正できるのか考えてみましょう。
司法書士試験の本試験で戦うためには「絶対的な基本」が圧倒的に大事です。
別に小難しい判例や超例外的な知識はぶっちゃけいりません。受験生はこういう話題が大好きですが、合格を掴み取るためには不要です。
それよりも、「要件」とか、基本的な問題のパターンの方が大事です。
ならばそれらを先決に抑える方法を考えましょう。
抑えるには、1回だけガッツリ勉強してもその時は覚えていても、長期的な記憶には繋がりません。
なので、復習をするタイミングなども視野に入れながら考える必要があります。
ここで参考になるのが、「エビングハウスの忘却曲線」です。
忘れるタイミングを知り、そのタイミングごとに復習を入れていく。これを繰り返すことで強固な記憶を作っていきます。
この勉強を続けていくと、直前期に暗記するのは非常に楽になり、また、復習の回数が増えていくごとに勉強の時間はどんどん短くなっていきます。
そうして使える知識になっていきます。
勉強を一回したなら骨の髄まで無駄にしない、という精神が大事です。
使える知識が増えていくと不思議な事に「勝てる気」がしてきます。
それは絶望感に一筋の光をもたらし、すべてが悲観的なのではなくなります。
そうすると楽観的になれます。
今、授業に遅れまくっている人は、授業についていきつつ、遅れた部分を取り戻さなければなりません。これはとてもむずかしいことですが、無駄を全て排除してまずはテキストのみを抑えていくだけでいいと思います。
テキストのみを抑えていくだけで良いですから少しづつ遅れを取り戻していきましょう。
その作業が軌道に乗れば「モチベーション」が問題になることはもうなくなっているのではないでしょうか。
モチベーションの維持はどうすればいいの?
モチベーションの維持、難しいですよね。
私の大きな人生の悩みだったりします。
私はモチベーションを高めることは得意なのですが、維持するのは苦手な人間であったりします。
そんな私が長丁場のこの試験で戦い抜くために採った方法としては
生活習慣を一定にする
これです。生活習慣をできるだけ一定にしました。
この時間に勉強を開始する。
お昼に学食で食べるメニュー。
自分が歩く通路。
家にかえる時間。
寝る時間。
起きる時間。
図書館で座る席。
座席に突っ伏して仮眠を取る時間。
上記の項目は大概同じでした。
特に大事なのは起きる時間と寝る時間。
これがずれるだけで、時間的な大損害を食うことがあります。
なので受験生は僧侶のように、自分を律する必要性があります。
最初は寝ることも受験のうちだと思ってやっていたのですが、一ヶ月もやっていると自然になってきます。
全く眠れない日があったりと日によっては実現できない日もありましたが、そういった日は自分のノルマだけでも実現しようと、仮眠を取る回数を2回にしたりして、なんとか乗り切っていました。
とはいっても
やはり計画が大事です。
モチベーションの維持には計画は必要不可欠だと思っています。
自分が作った計画を達成していくこと。
そして成果を出していくこと。
これにつきます。
なんだかんだ言いつつ、自身に勝算のある勉強が継続できていればモチベーションは維持されていきます。
持論の確立
自分の持論を持つこと、これって非常に大事なことだと思います。
講師や合格者はあれしろ、これしろって言いますけど、結局何が正しいかを決めるのは自分自身の考え方や理論にもとづいて決めます。
だからこそ、持論を持つ、というのは自分自身の方針を持つという意味でも大事です。
試験について自分で考えてみる、という作業をすれば持論を持つことができます。
私は司法書士試験は基本的なテキストレベルを、全範囲こまめに説明できるレベルが合格レベルだという持論を持っていたために、テキストレベルを完璧に説明するための方法として、「テキストを網羅した」問題集を作り、それを元に毎週回して説明していければそのレベルまでいけるだろう、と思ったのでその通り実行したら、私の予想通りの結果となりました。
この話をすると変な勉強法だとよく言われますが、私にとっては自分の持論に基づいた効率的な勉強法だと考えてやっていたので、別になんとも思いません。
テキストには過去問や条文、模試の問題、間違った箇所が載っている状態だったので、上記の方針で、全て網羅できている計算です。
なので、人と違うことをやっていても気にしません。やることはやっているつもりだったので。
講師や合格者の言われたことに従うだけではなく、自身の持論とどう相違しているのかを考え、自身の持論にそっている方法を参考にしていくのも大事なのかなと思います。
私は持論を持つことは試験に対する自分の戦略を確立し、モチベーションの維持にもつながっていたように感じます。
結局は、上述した「計画をもつこと」と同義でしょうか。
まとめ
今回はそんな感じの記事でした。
ちょっと投稿するのも悩ましい部分があったりもしますが、関根の考え方、ということで。
それでは今日はこんなところで。
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