こんにちは、司法書士の関根陽介です。
今回のテーマは「択一」です。
択一で確実で点を伸ばすには?
択一で確実に得点を伸ばす方法は一つしかありません。
それは
「確実な知識を身に付けること」
これしかありません。
確実な知識を身につけると、確実に肢を切っていくことができます。
「これは絶対合ってる」
こう思えるだけで全く見える世界が違います。
司法書士試験の択一は5択であることがおおいので、1つ確実な知識があるだけで、5択中3択まで絞れることもあります。
2つ確実な知識があればそれだけで答えが判別できる場合もありますが、2択だけ余ることも多々あります。
ちなみに多くの受験生の状態としては2つは確実な答えが分かって、2択だけ絞り切れない人が余りにも多いと思います。(統計はとっていませんが、2年の受験生活で多くの予備校生を見ましたが、このような状態の人が大多数でした。)
つまり、ここから抜け出すためには
あと1つ確実に分かる肢が増えればかなり正確な答えを出せるようになるのです。
予備校の先生とかが「100%のあやふやよりも60%の正確さ」という言葉を使うのは、上記のような分析をしているからでしょう。
私も2年の受験生活でこの考えに結局落ち着きました。
「じゃあどんな知識を正確にすればいいのさ!」と言われる方もいるでしょう。
私は所謂「基本」と呼ばれる箇所をかなり正確に説明できるようになればいいと思っています。
模試で出るような「よく分からん知識の肢」なんていらないです。
「よく分からん知識の肢」なんて覚えてもぶっちゃけ本試験では問われないです。
それよりも寧ろ、「よく分かる知識」だけど間違った場合は大変なのです。
「基本」ができていないことの証明になってしまうからです。
そういう場合に大騒ぎすべきで、しっかり間違ったなら教科書に反映しましょう。
教科書を見るたびに「あの時の模試で間違った」と思い出せるように。
これをするだけで模試としての意義は大いにあります。
ちょっと話が脱線しましたが、
とどのつまり「簡単なものは当たり前に完璧に」という発想で勉強したほうが合格にかなり近づくと思います。
本試験の問題はとても難しいだろうと思われる方も多いかと思いますが、逆です。
本試験の問題って模試よりも簡単なものが多いです。
まぁ、難しい問題も中にはありますが、多くの受験生はその問題が解けないので問題なしです。
なんで問題がないかというとこの試験は「絶対評価ではなく、相対評価」だからです。
皆できなければ基準点としては下がりますからね。
多くの受験生が解けるような「基本的な問題」を落とすからまずいのです。
多くの受験生が解けるような「基本的な問題」がどんな問題かというと、過去問を見て下さい。
結構、大したことない問題ってありますよね?
そういう問題を確実に取れる知識を身に付ければ全く問題なしです。
そういう問題すべて取れれば、本気で「余裕で」基準点も超えますし、合格点にも届きます。
だから模試で得点を伸ばすよりも、本試験の基礎問題を解けるようにしたほうがいいですし、そういう対策をすべきです。
「どうやったら、あの過去問の簡単な問題を初見で1問も落とさず解けるようになるんだろうか?」
自分で考えてみてください。
あ、過去問を繰り返し解いて、「記憶」で正解を導くのはあまり意味がないですね。
知識自体は増えているかと思いますが、基礎としてはあまり身についていなかったりします。
それをやるなら別の視点で同じ知識を聞かれても対応できるようにして下さい。
「初見で」というのは簡単な問題であっても非常に難しいことですが、これができるようになればかなり合格に近いです。
というか、合格すると思います。
とまぁ、今回はこんな感じで。笑
為になればいいです。
それでは。
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