こんにちは、司法書士の関根陽介です。
今回のテーマは「基準点を突破した後の気持ちの整理」について
基準点を突破したらどういう気持ちになるの?
私の場合は、2年目の試験の時に初めて基準点を両方の択一合わせて突破したのですが、初めはものすごく嬉しかったですね。
「あー、超えちゃったのか。」とかそんな感じで、あまり現実味がなかったような記憶が有ります。
受験する前は基準点超える気まんまんで受験しているくせに、いざ基準点を超えると、「え?ほんとに?」となりますね。私だけかもしれませんが。
しかし、ここからが地獄。
基準点を超えると「合格」が嫌でもちらついてくるので「記述の採点」がどうなっているのか、皆の記述の出来がどれくらいなのか、自分はどんな答案を書いたのか、ケアレスミスはなかったのか、・・・などなど記述に関する事が気にかかってきます。
私は記述の点数によっては不合格となっていたので、心のなかで大きな関心事となっていました。
また、私は大学4年生だったために、「不合格」と「合格」とでは天と地ほど差ができるのです。
ろくに就職活動もしていなかった私は「不合格」になると、かなり厳しい現実が待っているのではなかったでしょうか。何も対策もしていないので、対策している連中には勝てません。そんなことは目に見えています。
そんな背景もあってか、記述の点数次第によっては人生さえも左右されかねない状態でした。
こうなっては点数がどうなるのか気になってしょうがない。
まだ「合格だ」と胸を張ることができないもどかしさ。
私は不安になると情報を欲しがる癖があるので、某掲示板や、合格者のブログから「記述の採点」に関する記事や言葉を探しつづけました。
「基本を押さえていればだいじょうぶ」
「ここの論点を外したら終わり」
「ここの論点が傾斜採点される」
色々と調べた結果、私はかえって不安になりました。
やってしまった細かいミスさえも気になってしょうがない。
遂には、解答用紙に自分の名前をちゃんと書いたのかさえも気になっていました。(こういう人は意外といるようです)
当然、落ちたことを想定して早めに司法書士試験の勉強を再開している人もいましたが、私からしたら信じられませんでした。
教科書は何十周と重ねて見てきているので見飽きたというのもありますが、勉強に対する気持ちは中々入りません。
当時夏休みだっため、何かすればいいのに、何もできなかったです。
それこそバイトをするには格好の時間でしたが、行動に移すことはできなかったですね。
旅行にはいったのですが、手放しに楽しめたのか分かりません。いや、すごく楽しかったのですが、今行ったらもっと楽しめる気はします。
こんな記事を書いておきながらこういった気持を整理することは不可能なのかもしれません。
記述の得点という得体のしれないものを考えたって良い答えなんかでるわけありません。
悩むだけ損です。
なので、自分でできることとしたら「記述の存在を忘れる」ことだという結論にたどり着きました。
別に勉強したっていいと思いますよ。全く無駄にはならないし、落ちていたとしても有利に勉強をすすめることができるので、非常に合理的です。
まぁ、私は何もしなかったのですが、似たような悩みを持っている人は何かしたほうがいいです。
人間、くすぶっていると病んできますから。
ボランティア、筋トレ、料理、バイト。何でもいいと思います。
黙っているよりはずっと有益です。
そこで生み出した繋がりや、自分の価値が、司法書士になってから更に輝きを増すものだと今ならよく分かります。
絶対無駄になりません。寧ろ有益なことしかないので、私と似たような状態にある人は本当に何かしましょう。
何かするときは、司法書士試験並みに情熱を注いでやってみましょう。
無駄に本格的にやると絶対面白いかと思います。
そうして心血を注いでいる内にきっと悩みは薄れていくかと思います。
お地蔵さんのように何もしなかった(お地蔵さんに失礼かもしれませんが)私は、余計に悩みばかり増えていったので、そんなアドバイスでした。
参考にはならないかもしれませんが。
それでは今日はこんなところで。
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